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2014年6月28日 (土)

岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)

“承認欲求を否定せよ。他者の期待など、満たす必要はない。自由とは、他者から嫌われること。”
“叱ってはいけない、ほめてもいけない。それは、他者の評価による「操作」だから。するべきは「勇気づけ」。自分の課題に立ち向かっていけるよう、働きかけること。”
“人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。”

長くベストセラーにとどまっているアドラー心理学の本。心理学者・哲学者の岸見氏からの聞き取りを基に、ライターの古賀氏が青年と哲人との対話形式に落とし込んでいる。我々が「なぜ?」と思うことを青年が哲人に問う形になっているので、一層厳しい言葉が胸に響く。

あとがきに“シンプルかつ普遍的なアドラーの思想は、ともすれば『当たり前のこと』を語っているように映ったり、あるいは到底実現不可能な理想論を唱えているように受けとられかねないところがあります。”とある。

書かれていることに対し、「今」「自分が」どのように感じるか。記述はとても平易で読みやすいが、読み進むほどに自分自身の現在の有様が映し出され、辛くもあり、考えさせられる。一読の価値あり。


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