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2014年3月 1日 (土)

瀬木比呂志『絶望の裁判所』(講談社)

折しも、竹崎最高裁長官が任期途中で交代の報が流れた。本書によれば、竹崎長官は裁判員制度導入を主導した刑事系で、数としては少ない刑事系裁判官を露骨に枢要なポストにつける大規模な情実人事を長く行って、現在の裁判官のキャリアシステムを歪めた大悪人とのこと。
まあ、その評価はともかく、かなりの権力者だったとすると、健康理由の任期途中の退任は何らか現政権の意向が働いた更迭か?などと勘繰ったりもする。
この本は裁判所は根っこから腐っている、という徹底した裁判所批判。しかし、あまりに憎悪に満ちていて、内部通報システムの告発文を読んでいるようだ。ここまで悪しざまだと、書かれている事象が事実か、というより「どんな人が書いたんだ??」と、ご本人の人柄に関心が向いてしまう。
もし立派な人なのだとすると、ここまで書くとかえって品格に傷がつくような…。まあ読み物としては面白いですけど。

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