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2014年3月 2日 (日)

江上剛・郷原信郎『銀行問題の核心』(講談社新書)

一勧出身の江上氏と検察出身の郷原氏が銀行の問題について議論するなんて、もうそれだけで買い。

特にみずほの反社融資の問題に切り込んでいく一章。反社融資をトップは知っていたのか。金融庁は検査でそこを見たのか。取締役会議事録には書いてあった。結局みずほは金融庁を守って泥をかぶろうとしたのではないか。
双方が対応を読み誤って炎上していく様を、既に終わっていたはずの護送船団的発想の限界の側面からもあぶりだしていく議論はなかなか読みごたえあり。

舌鋒鋭いが、発言の裏に「でも銀行にはがんばってもらわないと」という想いが読み取れて、読後感がよいのがいい。


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