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2014年1月14日 (火)

ライアン・ホリデイ『グロースハッカー』(日経BP)

面白かった。「モノ」や「サービス」をどう売るか、その根本的な「考え方(本書ではマインド・セット)」を問い直す本。

映画のように、TVCMを大々的にうち、イベントを行い、メディア露出を増やし、といったカネはかかるが成果のはっきりしない旧来型販促手法から脱却。製品開発から参画してユーザーを魅きつける仕掛けをビルトインし、口コミを起こして拡散し、お試しユーザーを定着させる。そのために製品そのものを不断に改善し続ける、そのプロセスそのものを設計し、マネージしていくのがグロースハック、というところか。

ウェブサービスのようなこの手法に適した商品があるのは確か。しかし、ネットの世界の話でしょ、と切って捨てるのは愚かで、あらゆる商品にグロースハック的(この言葉自体は感じ悪いが)な「考え方」をとることは可能ではないか、と思う。また、webやネットを使った社内的な仕事の改善、効率の向上にも応用が可能だろう。

 


極めて記述が簡明で、重要なところにマーキングまでしてあり、あっという間に読める。加えてこの本は、末尾に「解説」と称してクックパッドの幹部が、自社における有料会員拡大のための具体的実践を記述しているところが魅力。

考え方自体は、ITビジネスに通じた人には「当たり前」なのかもしれないが、一読の価値あり。おススメ。

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