角田光代『紙の月』(ハルキ文庫)
梨花という、銀行横領犯。カネが薄皮を剥ぐように、ヒトを素に戻していく。
この女性の徹底的な孤独が、あまりにせつない。
映画の前に小説を読んだが、俄然映画も見たくなった。宮澤りえ、期待高まるなあ。
![]() 紙の月 |
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梨花という、銀行横領犯。カネが薄皮を剥ぐように、ヒトを素に戻していく。
この女性の徹底的な孤独が、あまりにせつない。
映画の前に小説を読んだが、俄然映画も見たくなった。宮澤りえ、期待高まるなあ。
![]() 紙の月 |
イマイチだったなあ。売れているし、なんたって真山氏の新作。期待してたんだけどなあ。
今回は宇宙開発と汚職、そしてアメリカに日本を売り渡す政治の陰謀。”日本を買いたたく!”とM&Aで痛快なドラマを創りあげた真山氏がこんなに安っぽいドラマで日本を売り渡しちゃなあ。
経済モノを読みたい。早く帰ってきてくれ。
GとL、が最近流行っているが、その原点が本書。経済をG(グローバル)とL(ローカル)に2分し、特にローカルの特徴を明らかにしていく。
GDPと雇用の7割はローカル経済圏で生み出されるとし、劇的な人口減少の中でその持続のために何が必要かを説く。
地方はすでに人不足。儲からないけどつぶれない。ブラック化による生産性向上という現実。著者は、退出・集約化と生産性向上を妨げる規制改革の必要性を例をあげつつ分かりやすく指摘していく。
理屈では割り切れぬローカル経済の問題を考えるに、一つの座標となる一冊か。
野村が「最強のエース」を選ぶというので、それだけでワクワクする。
稲尾や金田、杉浦から江夏、堀内、江川、野茂、ダルビッシュや田中に至るまで、分析と論評が続く。金田と大谷はどちらが速いのか。誰のスライダーが一番切れるか。
各球団5人ずつ計60人。たいがいの名投手を網羅し、さながら戦後投手名鑑であるが、近くで見てきた一人が一貫して論評しているところに価値があろう。野村の解説とともに想像を巡らせるだけで、ただ楽しい。
私の愛する江川の評価は…!?。
カジノを含む統合型リゾートをインバウンド拡大の起爆剤にしよう!という本。
統合型リゾートは、カジノやホテルの収益で、MICEと呼ばれる国際会議場や展示会場、劇場や美術館などの不採算施設の収支を償いながら全体として集客力を上げていくところが肝。
これが日本の次の成長のための大きなカギとなることは、シンガポールの二つのIRの成功事例からも間違いないのだろう。
非社会的勢力との関係やギャンブル依存症などの負の側面にもふれながら、IRについて30分でごく簡単に俯瞰するにはよい本。
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